2014年3月13日木曜日

太陽の神は全国にあまねく鎮座するだろう

かつて、人類は絶滅の危機に瀕したことがあったらしい。

人口が2,000人まで減少した。
世界中、という話だ。
つまり、地球上に2,000人の人しかいない。

数万年前の話だけど。


そこから、よくもまぁここまで増えたものだと思う。


ところで、前々から妄想していたことがある。

数千年後の未来。
途中に、例えば感染症やら氷河期やら戦争やらの大きな脅威があり、人口と文化レベルの停滞が起こる。そして、文化に断絶の時期があったとしよう。

後世の人々が、私達の生きてきた痕跡を見たら、どのように分析するのだろうか?


例えば、全国に散らばるコンビニやスーパー。
同じ系列であれば同じ看板を掲げている。
セブンイレブンやイトーヨーカ堂なら、7を形どったマークを。
それぞれの店舗に、ローソンならローソン、イオンならイオンのマークを掲げている。

これらの遺跡が発掘されたとしたら・・・。



土の中から大きな看板らしきものが発見される。
7をもじったようなマークがついている。

そして、これと同様の建築物が、全国で見つかっている事例がある。



これ、どのように分析されるだろう?

よく銅鐸の分布や、稲作の普及、古墳のカタチなどによって、古代の勢力について分析されたりする。

てな感じで、
「⑦の勢力は、全国的に広く分布しているが、特にトウキョウなどには集中して多く見られ、シコクやカゴシマでは少ないようだ。シコクやカゴシマは本州とは別の勢力が存在していたのかもしれない」
なんて、分析されてしまうかもしれない。

それこそレジのあたりが祭壇で、店長さんとかがいる奥の部屋が酋長の部屋があると想像されたりして。

下手したら、
「過去の日本には、7Y、JR、〒、KOBANという4つの勢力が競合していたが、最終的にはアイフォンが統一王朝を築いたようだ」
というトンデモない分析も出てくるかもしれない。


ただ、それが単なる政治勢力ではなく、神として、神域として、今で言うと神社のような場所であれば、どのような場所がイメージされるか。

人間たちにそれなりの奉仕と、大きな見返り(ご利益)を与える神の存在を示す遺跡としては、私は電力発電所がぴったり合うように思う。

火力発電、水力発電、風力発電。

それぞれ、火の神、水の神、風の神。

自然の力を利用して、人々の生活に不可欠なエネルギーを与えている。管理(祭祀)には特別な知識が必要とされていて、誰でも自由に中に入れるわけではない。

原子力発電所は規模も大きいし、管理の手続きや建物の仕組みも他の発電所と大きく異なるので、霊力神として特別な神として見られるかもしれない。あるいは、御霊神社として見られるか。どちらにしても、この神は荒々しい神であり、与えるエネルギーが大きい反面、その荒御魂(※)は強烈である。間違った祭祀などをしてしまうと大きなしっぺ返しを受ける。
数千年経って人々の間に伝承の途切れる断絶があったとしても、様々な禁忌が張り巡らされている・・・かもしれない。

ウィキより。―荒魂は神の荒々しい側面、荒ぶる魂である。天変地異を引き起こし、病を流行らせ、人の心を荒廃させて争いへ駆り立てる神の働きである。神の祟りは荒魂の表れである。それに対し和魂は、雨や日光の恵みなど、神の優しく平和的な側面である。神の加護は和魂の表れである。

一方、明らかに広範囲に信仰が行き渡っているのは、太陽の神だろう。

今あちこちで増えている太陽光発電のメガソーラーの痕跡によって、やっぱり日本は太陽の神=日の神が祖神なんだと想像されるかもしれない。

「風の神や火の神は大きいが、地方の一部にしか信仰のあとが見られない。しかし、太陽の神は全国的に見られ、しかも大規模なモノから個人レベルの小規模なものまで多彩に見られる」
・・・なんて。


本当は太陽光の発電量は、原子力発電所より全然小さいんだけどね。

原発は、高木の神や、素戔鳴尊かな。あるいは怨霊系(菅原道真、平将門等)。
太陽は、天照大神。

火、風、水の神は、それぞれ地方の国津神かな。


という、妄想の日本史。

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