2014年2月5日水曜日

平安の鬼才・小野篁を祀る神社は芸の上達にご利益あり

先日、飛行機の安全を守る「飛ぶお不動さん」でお護りをいただきに行った際、以前から気になっていた小野照崎神社にも行ってきた。

小野照崎神社は学問・芸能の上達にご利益ありということ。
※上のツイート分上の「六歌仙の一人」というのは間違いです。

この小野照崎神社は前述の飛不動から割合近く、と言っても地下鉄で1駅分くらいは離れているが、台東区下谷という場所に鎮座している。

駅でいうと、地下鉄日比谷線の入谷駅から徒歩2~3分、JRの鶯谷からだと少し歩くかもしれない。

この神社、興味深いのは御祭神が小野篁であるというところ。

小野篁(おののたかむら)とは平安時代の文人で、百人一首の詠人でもあり、色々とすごい人、鬼才です。今でも歴史好きの、特に歴女には人気(?知り合いにはいないので本当かどうかはわかりませんが)らしく、熱狂的なファン(?)もいるとか、いないとか。

どのくらいの鬼才かというと、清貧をとおしながら反骨精神に溢れ、しかし類まれなる優秀さを発揮し、野宰相、野狂などと称され、更には夜毎に井戸を通って地獄へとおもむき、閻魔大王のもとで裁判を補佐したという常軌を逸した働きマンぶり。

とにかく色々なエピソードが伝えられていて、小説や漫画などに登場することも多いお人です。

ちなみにエピソードの1つに、小野篁が嵯峨天皇を怒らせてしまい、嵯峨天皇から
「子子子子子子子子子子子子」
が読めるかと問われ、うまく読んで事なきを得たというエピソードが残っている。


子孫に有名な小野小町がいることから、さぞかし優秀な一族だったのだろうと推測できる。

ちなみに、子孫には武蔵七党の猪俣・横山党などもいるらしく、ということは、武蔵の国に住まう我らにも決して縁のない方でもないのかもしれない、かもしれない・・・・・・。


境内には立派な富士塚があった。

高さ5メートル、直径16メートルあるという。
これだけ立派に残っている富士塚も珍しい。

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