2013年12月24日火曜日

午年の初詣は、やっぱり馬関連の寺社に!!

あっという間に年末で、巳年もあとわずかとなった。

来年は午年。
馬。
うまかぁ・・・。

ここ数年、初詣には地元の神社のほかに、その年の干支に関連した神社に行こうと決めている。

卯年は浦和の調神社。ここには狛犬ならぬコマうさぎがいる。

辰年は龍に関連して大宮氷川神社。素戔嗚尊がご祭神だが、どちらかというと地主神である(と勝手に推測している)水神様という視点で考えた。

巳年は蛇伝説のある、興禅院・弁財天と決めた。本来であれば三輪山か白蛇伝説のある川越の高天ヶ原神社にでも、と考えていたのですが距離的な問題もあり、人頭蛇身である宇賀神、あるいは弁財天で考え、地元近くで蛇伝説のある場所に決めたという感じです。

で、来年は、午(馬)、と・・・。



ぱっと思い浮かぶのは馬頭観音、馬関連の神事のある寺社・・・。馬といえば、八尺以上の馬を龍と呼ぶという話もあるので、少し飛んで龍関連の神社でもいいのかもしれない。

ということで、考えてみた。
来年、午年ならではの馬関連、初詣の候補地。
しかも埼玉県川口市近辺では・・・?

【第一候補】
明神社。

場所はさいたま市緑区の井沼方。JR武蔵野線・東浦和駅から近い。
ここは平将門を祀っている。

将門といえば、馬との関連が強い。家紋は荒馬を繋ぎとめた形の「繋ぎ馬」だし、将門公の躍進には馬の強さがあった。

平将門を祀る神社としては、有名な東京の神田明神や大手町の首塚、茨城県の国王神社などがあるが、私の住む街からの距離間でいえば、東浦和の井沼方の方が断然近い。

この明神社は、将門公の家臣だったといわれる国谷家が祀ったという由来があるらしい。

平将門というと怨霊のイメージが強いかもしれないが、誰にとっての怨霊かといえばそれは朝廷にとってであり、同じく日本屈指の大怨霊(朝廷にとって)である菅原道真が学問の神様、天神様として広く信仰されていることを考えると、平将門にもっと光があたってもいいのではないかと考える。

何より、個人的に私は平将門が好きである。


【第二候補】
調神社。

ここもさいたま市、JR浦和駅からの神社だ。
先程も書いたけど、ここは狛犬ならぬコマうさぎがあることで有名で、結構大きな神社でもある。

御祭神は天照大神であり、これまた祭神としては馬に関連がない。

けれども、神社のすぐ脇に、「日蓮上人の駒繋ぎのケヤキ」がある。

かつて日蓮が佐渡へ流される途中、ここで難産の女とあい、馬をケヤキにつないで助けたという伝説がある。

と、まぁ、それだけの話で「馬、ほとんど関係ないじゃん」と思われないでもないが、妊婦さんなんかはお参りにちょうどいいのではないかと思う。

何より、なぜだか浦和という地は馬と縁がある。

浦和競馬場(?)があるし、地名にも、駒場、 大牧、大間木、尾間木など馬を連想させるものが多い。そんな浦和にある調神社、行ってみるのも悪くないのではないか・・・。


【第三候補】
子日神社。

子日神社の御祭神は現在では大己貴命であり、しかし、そもそもは子の聖である。子の聖といえば飯能・天龍寺に伝わる子の聖のご法難の話に、天龍が出てくる。つまり、龍つながりである。

うん、強引だ・・・。

で、ここは川口市新井宿、埼玉高速鉄道の新井宿駅近くにあるのだが、子日神社の隣にある多宝院(もしくは、向かいの宝蔵寺?)から、馬頭観音が出てきたという。現在、馬頭観音がどこにあるのかは、私はわからない。知っている人は教えて欲しい。

つまり、ここで馬頭観音、馬が再度つながる。

そして、この子日神社からやや南に進んだ場所には、かつて駒が塚というものがあり、殿様の子供(稚児)が落馬した祭、馬をつないだという言い伝えの場所が、あったはずだ。

はず、というのは、現在では場所が不明だからなのだが・・・。

ということで、かなり強引に馬つながりにしてしまったが、子日神社については1つ気をつけなければいけない事がある。それは、子日神社のすぐ近くには、成田山講の不動堂(かな?)があり、もし仮に先に書いた平将門公のお参りをするのだとしたら、ここに矛盾が生じてしまう(成田山新勝寺は平将門調伏の儀式を行った)。

また、留意点としては、子日神社の氏子には、かつて「芦毛の馬をかわない」という禁忌があった。つまり贅沢してはいけないという意味かな?と思うのだけど、よくわからない。



それにしても、馬と神社というのは、絵馬などで繋がりが深いわりには、考えてみると結構難しい。
今のところ、明神社(あるいは神田明神)が私の中の筆頭候補というところだが、今年はまだ1週間残っている。

もう少し、考えてみよう。


0 件のコメント:

コメントを投稿