2013年6月21日金曜日

草むらとマダニウイルス

この時期になると雑草の伸びが早くて・・・。

もうわんさかと生えてきます。

よく空き地で芝刈り機(?丸いノコギリでウィーンとなっているやつ・・・)で草を刈っているのを見かけますが、あれじゃ、またすぐに生えてきちゃうんですよね。

雑草は、根っこが残っているとすぐに伸びちゃうんですよ。


土地を管理している人なんかは、この夏場の雑草にはとても悩まされると思うのですが、私は結構、雑草が生えている風景が好きだったりします。かなり他人事で申し訳ないですが・・・。

なぜかというと、すごく生命を感じるんですよね。
小鳥なんかも、何を食べているのかわかりませんが、やってきて草をつついている。

蝶々は花に止まっている。

草が揺れたのでよくよく見てみると、バッタが跳ねていく。

カサこそと音がするので目をこらして見てみると、トカゲが滑るように走っていく。

本当にたくさんの生き物がいるんですよ。


・・・と感じるのも、最近私が都内ばかり歩いているからかもしれません。
建物が所狭しと乱立している都心にあっては、草の伸び放題になっている空き地はあまり多くありません。すぐ隣にあるアスファルトの、なんと生命感のないことか・・・。味気のないことと言ったら・・・。

とはいうものの。
管理する人からすれば、雑草伸び放題は困った問題ですよね。

今年はマダニを媒介したウイルス感染症に、注意が必要だそうです。
マダニとは、よく山や森にいるダニの一種で、草むらなんかにもいます。

ダニにしてはやや大きく、目で見て取ることができます。
しかし、噛み付いたら長いこと離れません。無理にひきはがすと、針が残ってしまいます。

人に感染するウイルスをマダニが保有している例が、昨年から今年にかけて、国内で次々と発見されています。しかも怖いことに、かなりの高い確率で、死者が出ている。つまり致死率が高い。
すでに多くの死者が出ています。

今年は山や草むらに入るときには、肌の露出に気をつけた方が良さそうですね。


昔の病気などを調べると、人は草むらに入るときには相当注意していたようです。虫を媒介に感染する病があることを知っていたのでしょう。特に川などが氾濫し、土が掘り返されるようなときは特に要注意で、恐ろしい虫たちが出てくると警戒していたようです。

今の私たちにとって、自然はとてもいいものに感じますが、適度に距離を保つことが必要なのかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿