子供の頃から大人になるまで、ほとんど歴史に興味を持った事はなかった。
周囲には、司馬遼太郎の小説や、漫画本の三国志、戦国武将のテレビゲームなどにハマっている人も多かった。しかし、私はそれらにもハマった事がない。
学校の授業でも、特段、歴史に興味を持った事もなければ、歴史の成績がよかったわけでもない。
成人してからもしばらくは、お寺と神社の区別もつかなかったくらいだ。
けれど、ちょっとした事をきっかけに、私は自分の身近にある歴史というものについて興味を持つことになった。
この数年、時間を見つけては、神社や小祠を探しに行ったり、本や資料を調べたり、なんてことをしている。
そうすると、普段から見慣れていた風景のなかに、新しい発見をすることになる。
新しい発見?
いや、発見しなおすという感じだろうか。
それは私の生まれる遥か以前から、そこにあったのだから。
私の住んでいる場所は、有名な歴史的遺産なんてない平凡な地域だけれど、とはいえ人の営みがはずっと続けられてきた場所なので、それなりに奥が深い。
そして、発見し直すというのは案外、面白い作業だ。
ということで、せっかくなので、調べた事や見たり聞いたり再発見したことなどを、記録がてらこのブログに書いてみたいと思う。
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